元鼓次郎です。
最近とうとう、ロシアでは1日の感染者人数が一万人の大台を三日連続で超えている。
前日比10,559人だった様です。累計165,929人。。。
一向に収まる気配がない。休業期間も保証なしでどんどん伸びるし。
ロシアに外国人が入れる様になるのは一体いつになる事やら。
Twitterで情報を見ていると、5/11にJALがモスクワー羽田間のチャーター便を飛ばす事を検討しているらしいとの事!
しかし機内でもソーシャルディスタンスを取る必要があるのでチケットの争奪戦になる気配が。っていうかそもそもこの案内、俺は貰っていない。
どういう事。。。JALも日本大使館もしっかりして欲しいマジで。
という事でもしかすると5/12には帰国しているかもしれません。あくまで可能性ですが。
さてさて今日は前回の続き
モスクワのライブハウスに行った話をします。
⑴Power House
モスクワ中心部から北へ。地下鉄のタガンスカヤ駅から徒歩15分程歩いた静かなエリアにある。
そして近づくとめっちゃ音漏れしているのですぐにわかると思う。
ロシアのライブハウスは大体地上にあって、そしてそんなに防音されてないので、音の鳴る方に行けば大体着く。土地が広いのもあってコレは羨ましい。
階段を登って2階へ
エントランスの所でコートを預ける。
ロシアでは大体の文化施設(美術館、ライブハウス、劇場、学校)にはクロークがあって、コートを預けられる。もちろん無料で。
コレは寒い国ならではだと思っている。
真冬の防寒着、脱いでそれ持ったままライブ観るとかしんどいもんな。
左はバースペース、右はバー兼ライブハウス。
とりあえずライブ始まるまで一杯飲むか。
エントランスは無くて、入場料も無い。
お酒の種類はとっても豊富にある。ビールだけでも5種類くらい。
コレは今の所どこに行ってもそれぐらいの品揃えがある。
あと、良い所として、飲み物をすっごく丁寧に作ってくれる。
コレはカフェとかに行ってもそうで、日本みたいにサーバーから混ざったものが全部出てくるとか、そういうのが無い。だから美味い。しかしながら混んでる時はすっごく出てくるのが遅いのでやきもきもする。笑
ステージはこんな感じ。
プロジェクターが常設であるみたい。ステージは奥行きがあまり無いけど。
PAブースは見当たらない。壁の奥にあるみたい。オペレーターも本番中も出て来てる印象なかったな。
この日は
[Pognali]
というバンドのワンマン。
サイケ、ロックといった感じのバンドなんだけど、めっちゃ歌はポップスな要素があって面白かった。ロシアのバンドって感じ。バンドサウンドは割とヘヴィーなんだけど、めっちゃ歌い上げる。よかった。
特にドラム。音でけぇ。
ステージ脇にはカーテンがあって、そこから覗いたら普通に窓ガラス。うっすいやつ。
ここ地上2階です。そりゃ音漏れすごいわ。
キャパは多分Max100人くらいかな。
良いライブハウスだったな。
また来よう。
⑵Punk Fiction Bar / УСПЕХ
この二軒のライブハウスはすぐ真横にある。
入り口めっちゃ見つけずらい。まず敷地内への入り口がすっごく小さい。
何だろう、例えるならば龍が如くの賽の河原への入り口の感じ。
わかる人にはわかるはず。
そこでアルコール持ち込みの有無と、どこの施設に行くか尋ねられる。
入ると中にはライブハウス、バー、アパレル関係のお店が何軒かある。
この日はパンク、ハードコア、グラインド系のイベントだったので、パンクスやハードコア系のお客さんが多く、鋲ジャンモヒカンをたっくさん見かけた。でも面白いのは、男女比は大体半々。
そしてファッションもまちまち。
入って左手に行くとPunk Fiction Bar、
右に行くとУСПЕХ
最初にまずУСПЕХへ。
ここは昨年日本からLIFEが来てた時にもやったようです。
LIFEのパッチつけてるお姉さんがあれやこれや動いてた。
エントランスで入場料を払おうとするも、今お釣りがないから、入って良いよって言われる。ゆるゆるである。
ビール買って細かいのできたら払おうとビールを買うも、ここでもお釣りないと言われる。笑
中はこんな感じ。すっごいワクワクするスペース。
「うわー、海外って感じ!映画の中みたい!」
みたいなしょうもない事を思わず口走ってしまった。仕方ない。
ここもバースペースとライブスペースが別れていた。
ライブスペースはこんな感じ。
ほいでライブが始まる。
この日のアクトは
・REGIME (hardcore punk / d-beat)
・WARSHIT (hardcore punk / d-beat)
・ШТЫК (hardcore punk / powerviolence)
音めっちゃ良かった。解像度すごい低いんだけど、それがドンピシャにこの日のバンドにすごく合ってた。ここでライブやりたいしPAもやってみたい。
特に良かったのは
WARSHIT
ここはモスクワに来るたびに毎回足を運ぶ事になるだろうと確信した。
熱かったのは、スピーカーが積まれてかなりの高さになってたんだけど、全然セーフティー取れてなくて、モッシュが起こるたびに最前の人がスピーカーが倒れないように抑えてたりした事。
こういう全てその場の人間の絶妙なバランスで雑なんだけど成り立ってる空間て大好き。
まあ日本じゃまず無理なんだろうけど。
次はPunk Fiction Bar
ここは作りがとっても特殊。
入り口を入るとまずでっかーいバーが1F にある。
そこから奥に進むと、スケートパークに出れるドアと、二階に上がる階段が。
二階に上がると客席が全部スケートパークになっている。!
めっちゃ作り面白い!
キャパ250くらい入りそうだけど、そこが抜けそう笑
この日はREKAのワンマン。
ここはすごいクリアな音でよかった。 REKAは日本にもツアーに来る予定だったみたいだけど、コロナの影響やらで大丈夫だったのかしら。
長居したかったけど、割と酔っ払って来しまったので22時前には店を後にした。
健全。
この二軒はモスクワに来たら絶対に来るべきだと思う。
⑶Aglomerat
この日はベルギーの
AMENRA
を観にAglomeratへ。
入り口のシャッターが開くと、中に更に広い敷地が。
新木場のコーストの入り口に近い。
セキュリティチェックを受けて、中に入る。
建物は、飛行機の格納庫みたいな作り。
キャパは1000以上は入るんじゃないかな。
AMENRA、かなりヘヴィなバンドなんだけれど、ソールドアウトして最終的にパンパンに埋まってたし、モスクワのこのジャンルのリスナーはかなり沢山居ることが伺えた。
オープニングアクトのバンドを終えていよいよ。
ここ最近観た中で一番良かった。
世界観の提示の仕方がずば抜けて上手い。
ベルギーに行った事がないけれど、ああこの人達の育った風景ってこんな所かな、といったようなビジョンが目に浮かんで来て、おったまげた。
チケットを取るのがギリギリで、VIPしか買えなかったので、いろんな場所から観れたのも良かった。高かったけど。
とりあえず今回はこんな感じで。
モスクワのライブハウスって検索しても日本語だとまとめサイトみたいなのとか、情報が集まりずらいので、いつかまとめたサイト作りたい。需要あるかわからんけど。
後もし、モスクワのライブを探すなら、FacebookかVKのイベント検索がおすすめ。
大体の箱やイベンターが登録して居るので、地図上からも日付からも検索しやすい。
日本に居るとほとんどこの手の探し方してなかったけど、異国の地だとありがたいサービス。
早くコロナが収束してまたモスクワでライブが楽しめる事を祈るばかりです。
鼓次郎
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